ブログ

演技目線からみた、コミュニケーションワークショップ・レポート

ボイストレーニングワークショップの画像

社会生活の中で、「演技」をして自分をコントロールしていませんか?

平成28年6月末日、神戸のKIITOでボイストレーニングワークショップ『発声が助けるコミュニケーションワークショップ』を開催しました。今回は、演技目線から指導するワークショップ!歌や声で表現するためのレッスンやビジネスマナー研修とは、少し趣向が異なる内容です。テーマの中心に据えたのは、「発声」。発声は、演技における大事な行動のひとつで、私たちが日々大切している部分でもあります。

ボイストレーニングワークショップの画像

とりわけ、異なる考えを持っている人間同士の葛藤や問題解決は演劇の根幹にあるもの。私たちは、小・中学校で芸術鑑賞会公演を行っていますが、子どもたちに出会った瞬間から、公演が終わるたった約2時間という短時間で、”子どもとどれだけ心を近づけられるか”が勝負です。そんな環境にいるため、子どもたちの気持ちはよくわかっている(一般の方よりは?)と思っています(笑)。子どもは大人と違って、とってもシビア。こちら側が表面だけで演じても全く伝わらず、笑ってくれません。だからこそ、コミュニケーションのプロである演劇人が子どもたちと交流することで、子どもたちの表現力を伸ばしたり、積極性を引き出すことができるとも思うのです。

 

13535866_650735975078576_186587280_n

ワークショップの参加者は、初対面同士。皆さん出会ったばかり、かたーい顔をしています。そこでまず行うのが「相手を信頼するためのゲーム」。2人でやっと持てるような大きさのボールを手に持って、目をつぶって2人ずつで歩きます。1人だと怖いけれど、2人で運ぶことで次第にお互いを信頼するようになっていきます。これは、信頼関係を築いた時の感覚を覚えていてもらうためです。この「信頼する」という気持ちを持って発信する事で、対峙する相手の人数に関わらず、人前に立ってもコミュニケーションが築きやすくなるからです。

そして、技術的に「ボイストレーニングとストレッチ」。寝転がって腹式呼吸の練習や間接をほぐすストレッチなどの方法を伝えました。これは筋トレのようなものですね!
地声が大きくないから、自分は声が出ないと思い込んでる人が多くおられるように思います。しかし、ストレッチをすれば誰でも声も出るようになるし、滑舌もよくなります。説得力があるように聞こえるためのコツは、子音と母音をはっきり話すこと。また、発声で重要なことは、大きな声を出そうとするのではなく声を響かせようとすること。正しい腹式呼吸を身につければ、キンキン声でどならなくても、小さな声でも相手にきちんと伝えたい内容が響くようになりますよ。

その他、2時間のワークショップの中では、
・座り方を返ることで感じられる、緊張と緩和
・能動と受動を理解するグループワーク
・アイコンタクトを意識した話し方
・子どもたちを惹き付ける話し方やテクニック

などの項目を行いました。
(ぜひ実際に体験されてみてくださいっ♩)

ボイストレーニングワークショップの画像

ボイストレーニングワークショップの画像

人前に立つと言葉がうまく出てこない、、の解決法♩

ちょっと脱線しますが、人前に立つと、上手く喋れない・・・という方に向けて、すこしコツをお伝えしたいと思います。
上手く話せない方の特徴として、

・何を話そうかと考えている→セリフを覚えていない、あるいはない
・どう話そうかと考えている→行動の目的を理解していない
・頭がパニックになっている→自分に集中し、他者を遮断している

などの要因が考えられます。
もし、人前で緊張していると感じているなら、以下のように状況を整理してみてはいかがでしょう。

1、どのような状況にあるのか「動機」
2、誰に何を感じさせたいのか「目的」
3、どのように表現するのかを決定する「行動」

何を人に伝えたいのか、そして最終的に相手にどうなってほしいのか、最後まで想定してから話すことで相手に伝わりやすくなるはずですよ。

ボイストレーニングワークショップの画像

今回の参加者は、教員や子どもを相手にした仕事をされている方、営業職など人前で話す機会のある方などがほとんどでした。ここ最近では、企業の教育や学校授業の一環でできないかと、お話もいただくようになっています。ワークショップを終えて嬉しかったのは、参加者の皆さんの顔が開始前と全く表情が変わっていたこと!今後の社会生活や仕事に活かせてもらえたら嬉しいです。

■発声が助けるコミュニケーションワークショップ
http://kiito.jp/schedule/workshop/article/17779/

関連記事

ページ上部へ戻る