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劇団が劇場をプロデュースする

ロクソドンタブラックは、中立公平(THE KIO主宰)が大阪阿倍野という立地と、アクセスに恵まれた場所を生かして「劇場を中心に発展する街づくり」を目指し、99年に発足されました。
日常的に学校公演を行っているプロの演劇集団「ゲキダンキオ(THE KIO)」を母体にしたこの小劇場は、「劇団が劇場をプロデュースする」という立場から、常に「使い手の側に立った劇場づくり」を展開してきました。劇場も地元の商店会に所属し地域と一体に行動する中で、劇団、劇場が地域に果たすことの出来る役割をひとつひとつ実行に移してきました。

ロクソドンタブラックの実行

● 「ロクソドンタフェスティバル」という、若手劇団を支援する催しを7年連続で開催中。
● ダンス評論家「上念省三」さん等を共同プロデューサーをして迎えた「ダンスの時間」では、バレエからコンテンポラリーまで質の高いダンスを間近で観賞する機会を提供。
● 「ロクソアンプラグド」では4年連続出演のシンガー「友部正人」さんを筆頭に、観客に「生の魅力を」味わってもらう視点で様々な試みを行う。
● THEKIOを中心にした「小劇場ロングラン公演」への取り組み
● 「話せるロクソ」では、劇場をサロンとして、毎回様々なテーマを取り上げ、語り合いの場とする。
● 商店会へのイベントなどに「ゲキダンキオ」が毎年参加。私たちは、韓国大学路における劇場が街おこしつながる実例に学びながら、大阪阿倍野が大小さまざまな劇場のメッカとして、海外からみた日本における魅力の一つとして華開くように、劇場文化を根付かせて行きたいと考えています。それは、文化のみならず経済の活性化にもつながるのです。「人が集まる場所にのみ繁栄はある」からです。ロクソドンタブラックの運営に当たっては、プロデューサー中立公平を中心に、THEKIOがスタッフとして全面的にバックアップすることで経費を低く押さえています。長く劇場を続ける為には経済基盤の確立が重要です。私たちはその基盤を劇場収入には置いていません。貸し館利益のほとんどは小屋の設備投資などに還元され、人件費などはTHEKIOの学校公演による収入から支出しています。これにより、「いつきても必ず変化している、ロクソドンタブラック」が可能になっているのです。時には採算を度外視した公演を主催することもあります。これ自体はあまりほめられたことではないのですが、より多くのお客さまに、よりよい観賞の機会を提供するのは、劇場を運営する人間の責務であると考えているからです。今後は国際交流プロジェクトも積極的に行います(いくつかの案件が現在進行中です)。私たちの劇場は100席にも満たないとっても小さな劇場です。ですが、その可能性はとても大きいと私たちは感じています。今、この時代をともに生きる喜びを。劇場文化とともに羽ばたかせようではありませんか。